ただ仕事をしに行くだけではもったいない　「コワーキングスペース」の活かし方

オフィスエム会員のみなさま、こんにちは。
台風の季節になりました。被害にあわれた地域の方々には、心よりお見舞い申し
上げます。
台風にはそれぞれ名前がついていますね。以前はアメリカが英語の人名をつけて
いましたが、2000年からは14の環太平洋諸国で名前を出し合ってリストを作り、
順番につけています。
この決まりになって初めてつけられた名前は「ダムレイ」。カンボジア語で象を
意味します。
その後も、各国で生き物や地名を表す名前が付けられていって、もう4巡したそ
うです。
ちなみに日本が付ける名前は星座から取られています。台風には早く通り過ぎて
もらって、台風一過の夜空に星が瞬くさまを見たいものですね。

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1. 「職住近接」がもたらすサステナブルな効果

2.　メンバーへのお知らせ

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(2) オフィスエムのSNSアカウント

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┃ 1. 「職住近接」がもたらすサステナブルな効果

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在宅で仕事をしていると、自宅以外の場所で仕事をしたりオンライン会議や打ち
合わせをしたい時があります。
また、起業したいけれど店舗を持つ余裕がない。必要な時だけ場所を借りること
ができないかな。と考えているフリーランスの方もいらっしゃるでしょう。

都市部に行けばいろいろなコワーキングスペースや貸しスペースがありますが、
都度そこまで出かけていくのは大変です。
地方や郊外に住んでいても、家の近くにコワーキングスペースやレンタルオフィ
スなどがあればいいのにと思いませんか。

働く場や働き方の変化にともない、そうした「職住近接」が注目されています。
郊外の大規模団地の中でも、コワーキングスぺ—スを作るところが増えてきまし
た。

東京近郊、町田市成瀬駅前の団地（UR賃貸住宅）内では、「URテナント」制度を
利用し、コワーキングスペース、シェアキッチン、ボックスショップを備えた「
TENT成瀬」が2021年4月にオープンしています。

我が家から近いこともあり、実際にコワーキングスペースを見学しに行ってきま
した。
駅を出てすぐの団地前広場は、「TENT成瀬」が月１回開催するイベント「ツナガ
ルナルセ」のビアガーデンでにぎわっていました。
「TENT成瀬」内は、菓子製造・飲食店営業に１時間単位で使えるシェアキッチン
、小スペースでハンドメイド作品などを出品できるボックスショップ、コワーキ
ングスペース、ラウンジがあります。会員にならなくてもドロップインで利用す
ることができます。
専用アプリをインストールすれば会員は24時間利用も可能とのこと。個室ブース
や防音ブースも無料で使用でき、使い勝手が良さそうです。
私もアプリをダウンロードしてみました。顧客区分を“ドロップイン”にすると
会費無料で8：00から20:00まで30分275円、一日最大1650円で利用できます。
自宅から一駅なので休日で家族が家にいるときや、誰かと共同で作業したいとき
などに使おうと思います。

運営するステップチェンジ株式会社代表取締役の松村直輔さんにお話を伺いました。

—　なぜ郊外の団地の中にコワーキングスペースをと考えたのですか

「まず出発点として、地域のコミュニティの活性化を考えていました。フリーラ
ンスの方が一人で開業する場合、ネットワークが必要なのでコワーキングスペー
スを使ってつながりを広げていくというのが多いです。こういう郊外の住宅地の
中にコワーキングスペースを作っていくことで、自分の住んでいるエリアの中で
働くことができるのです。働き手が外に出ていってしまって、昼間は町に人がい
なくなるというのでは地域の活性化はできません。自治会・PTA・消防団など地
域の仕事も職場が近ければ参加しやすくなります。職住近接によって自分の住む
町に貢献できるのではないか、というところからスタートしています。」

—　コワーキングスペースと地域のコミュニティ、どうやってつなげてこられた
のですか

「例えば団地の自治会などはけっこう高齢化してしまって硬直している部分があ
ったりするのですが、団地の豊かな共用部を使って今は失われたお祭りやマルシ
ェをやりたいという要望は多いのです。
一方、コワーキングスペースの利用者は自分達の作ったものやサービスを提供す
る場所をさがしている。さまざまな人が住む団地は大きな商業圏にもなります。
団地の中にあるコワーキングスペースならその両者をつなげることができます。
今日行われている月1回のイベントもご近所のお店や発表の場所が欲しいパフォ
ーマーさんなど、出たいと手を挙げてくれる方がたくさんいます。」

—　松村さんがめざすコワーキングスペースとはどんなものですか

「CO-WORKINGのCO＝共同・協働の部分を大切にしたいです。今はあまりにも地域
のつながりが欠けてきている。「地縁」というのは良いつながりです。地縁を感
じながら自分の仕事をして地域と連携する場所、それが我々の目指すコワーキン
グスペースなんです。団地の中のコワーキングスペースを核として、新たな地域
のつながりができてくるんじゃないかと思っています。」

自分の住む地域にコワーキングスペースがあれば便利だな。と軽い気持ちで見学
に行ったのですが、自身のスキルを地域コミュニティにも活用していくことで、
新たなキャリアが生みだされていく「コワーキングスペース」の役割に気づかさ
れることになりました。

「職住近接」といえば、弊社が提供しているシェアハウス「ステイセーフ西片」
でも、シェアハウスの利用者向けに、リモートワークや副業に特化したハウツー
の提供や、仕事紹介のサービスを提供しています。
フリーランスが都心に住みながら、地域や周りの人達と緩くつながって仕事をし
ていける。というのも、またもう一つの新しい働き方になるのではないでしょう
か。

参考資料：

https://www.tent-naruse.com/

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や庭を活用した都心農業もやりたいなあなどと考えています（これはまだ夢なの
で実現していません！）。
ぜひ「ステイセーフ西片」の見学にお越しください。

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